技術的なこと2024
今シーズンは、いつも通りの指導者養成関係に加え、大会運営手伝いなども入り、オンシーズン中はほとんど自分のための練習はできなかった。
全日本技術選がルスツで行われ、人手不足でスリップクルーとして駆り出され手伝ったが、反面教師的な意味で参加してよかったと思っている。各選手のシュプールを見ると、今の技術選はいかにずらさないで高速で滑るかがポイントであり、少なくとも自分にとっては必要ないものという結論である。
これは、とあるサイトに書いてあったが、「低速の中でも、トップ、センター、テールが同時にずれ、常に雪面を捉えているならば、どんなにズレズレの意識でターンをしても、トップがよく動いて見える」「谷回りからしっかりズレに乗ってスキーを外に出し、先落としのずれのターン運動をしていると、雪煙もトップから出ていて、また、どんどん下に落ちてくるのがよく分か」るとのことだそうだ。
3月中旬(つまりこれを書いている日から見て先週)からようやっと自分の練習を始めたが、技術選のトップ選手の滑りをみて唯一役だつと思えたポイントである「斜面と両肩の角度を平行にする」という点に気を付けて滑ってみた。内傾角を深く取ると体が曲がる角度には限界があるので、当然斜面の角度とはずれてくるのだが、可能な限りできるだけ平行にするように意識するということ。逆にこうすると安定して内傾角を深く取ることが可能になるということでもある。斜度が30度程度あれば、内脚の脛が雪面に触れるくらいの滑りをしてもバランス上全く問題ない。まあ、ここで書くまでもなく様々なサイトで言われていることではあるが。体の柔軟性があるほうが有利ということでもある。
その時使った板は15-16シーズンのK2 BOLT172cmでR16である。ハードパック用の硬い板でヘタリもなくほぼ新品状態ではあるが、この滑りをするとたわみを強く感じられた。最近流行りのセンターポジションにも乗れる滑り方ともいえる。
この日は、スピードに飢えていたこともあり、中大回りしかしなかったのだが、次回は小回り板を使って同じ滑りをしてみたい。また、問題点が見えてくるだろう。中途半端な斜面を滑るより、5度程度の緩斜面でカービングするか、30度以上の急斜面で滑る方が練習になる。
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