Ski/Backcountry

2025年4月20日 (日)

2024-25シーズン終了

4/20をもって、今シーズンは締めくくりとした。

スキー場さえ選べば今年はGWまで十分行けそうだが、完全に仕事の関係である。

テイネに行くつもりだったが、パノラマ1号線が動かないということで、目的の大回り板で緩斜面カービング練習を考えたとき、札幌国際スキー場で終わることとした。

で、本来ならメルヘンリフトを廻すつもりだったが、風が強くゴンドラしか動かないということで、上からスイングコースを経由し下までできるだけ止まらず大回りで滑走することとした。雪がもう悪いことから閉脚で滑りながらも内旋外旋の同調を意識して滑るとともにストックの構えにも注意してみた。ゴンドラだけだと回転が悪く5回しか廻せなかったが、もう一つの目的でもあった長距離滑走の中で確認できたことから、上々の終わり方だったと言える。

シーズン途中で、レスキューワックスMUSOUに替えた。またストックの長さも少し長く107cmにセットし直した。

ワックスに関しては、メーカー宣伝のとおり汚れたザラメの中でも相当の滑走性があるとは感じた。

考えてみれば、今シーズンはほとんどコブに入れなかった。講習中はコブを教えることはほとんどないし、子供と滑った時に数本滑っただけだった。今シーズンは一人で滑る際は大回り板を使用することが多くなったのも理由である。板を途中で履き替える時間がもったいない。

もう少し年を取ったら、またK2KLASSIKのようなオールラウンド板を買って滑りたいとも考えている。

2025年4月 6日 (日)

シーズン最終盤

1月~3月上旬までは、相変わらず講習会担当だの大会運営手伝いだのに追い回され、まともに滑る時間はなかった。

3月中旬から、少し時間ができて自分のための練習を開始した。

今年度の課題設定は、緩斜面でカービングし加速できるようにするということにした。

これを行う大前提として、レールターンができるというのがあるが、幸いなことにこれまでの成果でほぼ無理なくできるので、どのようにターンごとに減速せず加速していくかということに集中できた。

これも前提となるが、内旋外旋をきちんとできるということもあるので、内脚外旋でスキーを進行方向を定めることを、まだオン期間中の2月中旬から始めていた。実は仲間から指摘されたのだが、自分は体が硬いと自任しているし実際その通りだと思うのだが、股関節だけは一般の方に比べても非常に大きく開くことが可能だということがわかったので、意識的に内脚股関節を大きく開き方向づけする練習を合間をみて行っていた。

そうすると外足の内旋も内足外旋と意識せずとも同調し、スキーが今まで以上の廻旋力を増したように感じられた。これが3月までの第一段階。

4月から、今度は閉脚で緩斜面をレールターン&カービングで加速する練習を始めた。雪がだんだん悪くなってきて閉脚のほうが滑りやすくなってきたというのもあるが、閉脚だと逆に内旋外旋の同調のさせ方が案外難しいのもあるので、それの研究ということもある。

今シーズン、あと2回だが、何か掴めるものがあればよいと考えている。

 

2025年1月12日 (日)

スキーブーツの調整

今履いている レグザムのブーツは1年型落ちのものを買い、今年で6年目である。

さすがにヘタってきており、来年度は購入必至な状況だが、今年はなんとかごまかしつつ使おうということで「FootWedge 痛・ユル解決パット 」というものを購入してみた。

結論だけ言うと、色々工夫は必要だが、フィット感が増したのは確かである。1700円程度だったと思うが、結果的にお買い得ではあった。

自分は、つま先とアキレス腱部分のみのパッドを使った。

実はシーズンに入ってから調整したのであるが、理由は多くの今年度指導者検定受検者が悩まされているだろう「前傾姿勢」のためである。足指先上げなど、どう工夫しても踵が浮いてしまうので、責任転嫁でブーツのせいにした。これで踵浮きは一先ず解消されたので、ようやく次のステップに進めることとなった。

一貫した指導の展開ということで、低速から高速まですべて同じ動作で滑るというのは、教程の目標であるパラレルターンの導入という観点からは理屈としてはすんなり落ちる話なのだが、この過度とも思える前傾姿勢というのは、センターポジションとの関連性も含め今一ピンときていない。この辺りの理論が明確化されるまで、もう少し時間がかかるのだろうか?

2025年1月 7日 (火)

スキーシーズン開幕

ここ数年、初滑りは研修会となっている。

雪がなかなか積もらない中、研修会でもないと滑る気にならないというところである。

 

今年は12月7日が初滑りとなり、翌週以降も研修会対応及び所属指導員会講習と、12月中はフリーで滑る機会はなく、1月2日は子供と滑り、1月3日の所属指導員会講習時に少しの時間フリーで滑った程度である。

 

大回り板を買った。安かったというのが一番だが、これからはマスターズ技術選でも目指さないと、滑るインセンティブがなくなっていくような気がしている。もちろん短期的な目標としては、これまでも何度か課題に挙げていた「コブを楽に滑る」という観点からの、センターポジションを維持してコブを滑りきるということがある。ただ、もう少し歳をとってきたとき、いつかはコブを避けなければならない時期が来るだろうとも予感している。その時が来たときが恐ろしい。また実際のところ、切り替えからの早めの捉えを練習するにはR20以上の大回り板を使った方がよいのはわかっていた。小回り板では、ある程度の技術があれば何でもできる、それがストレート内倒や内傾であってもだ。それでは、しかし、大回り板ではスキー板を回せず、最悪転倒であろう。昔のR50とかのスキー板の時、かちっとした外向傾が必要だったのはそこに理由がある。検定目的の場合も、ストレート内倒や内傾は見るに堪えないので、修正したほうがよいだろう。実際には準指合格者でも、さすがに内向内傾はほとんどいないものの、ストレート内倒は多く見られるのだが。さすがに最近の滑りでは、かつての股関節を入れた外向外傾ではどうも?という感じなのでどこでバランスがとれるか試す必要があると思われる。

 

今シーズンのフリー練習は、大回り板を使って、テイネハイランドの女子大回転やパノラマ1号線沿いを滑りまくることにする。

2024年4月14日 (日)

今シーズンラストにした

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下界では20℃になる中、融雪も進んでおり、今日で今シーズンラストとすることにした。

ジャバジャバ雪を滑るには、基本に戻り、外足荷重・外向傾強めが良い。

雪が良ければ、カッコをつけて滑るのはいくらでも可能だが、雪が悪くなればなるほど基本に戻らざるを得ない。引き出しの多さがこういう場面で求められるのであり、「スキーに悪い日はない」と言われる通り、スキーの上手さとは様々な斜面に対応できる能力ということに他ならない。

今日はサミット3本、パノラマ1号2本、パラダイス5本の1時間30分強の滑りで、暑さもありすでにヘロヘロであった。

昔、準指合格の頃はOGASAKAのTCシリーズはとても履きこなせなかったが、今やこれでないとダメだ位の技術まで向上してきた。コブも難なくこなせる。ルスツ技術選のコブを滑る機会があったが、あの程度なら問題ない。ようやっと、斜面に滑りを教えてもらうというレベルに到達したということでもあろう。

来シーズンからは、様々なスキー場のあらゆる斜面を攻略する努力と工夫を重ねたいと考えている。

2024年4月 7日 (日)

試乗会に行く2024

4月に入り、突然急激に気温が上がってきて、今日4/7の下界は20℃まであがった。

そうなるとなかなかスキーという感じでなくなり、釣りの方に趣向が移って行くわけだが、KWPの元をとる関係で4月は最低2回、できれば3回は行きたいと考えている。

そういうことで、スキーに行く動機付けという意味も込めてICI試乗会に申し込んでみた。最近、またスキー板の方向性が変わりつつあるようなので、その確認もしたかった。

時間的にAMのみということで、興味のあるものをあらかじめ物色して決め打ちしていった。本当はコブも試したかったのだが、試乗板でどうなのか?と思うところもあったので、普通の斜面のみで試した。コースは女子大を流した後、パラダイスで緩斜面の挙動を試すという感じであった。

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①BLIZZARD FIREBIRD SRC 165cm

国を守るところの連盟所属の元専門委員先生が履いているのをみて、試した。正しく”自分が知っているカービングスキー”といった感じで、挙動も想定通りで特に不満はなかった。

②K2 DISRUPTION STI 165cm

いつも間にやらSAJ公式用品に復活していたK2Skies。もともとK2乗りだけに、試さないわけにはいかない。年に数回ではあるが未だにBOLT172cmを履くほどである。安定した基本性能があると感じているメーカーである。で、履いた瞬間、軽い、というのがまず感じた感想である。もちろん主観的なものでメーカーサイトで比較した訳ではないが、先に履いたFIREBIRD及び自分が今履いているTC-SUと比べてもそう感じた。主観的には春のグサ雪を滑るには不安定さを感じ、エッジがかからず外足で足場を作れずコケそうになる場面もあった。これは雪質のせいかもしれない。

③Bluemoris S POTION &FDT TPX12 165cm

前から気になっていたメーカー。プレートなしのものを試した。これも第一感”軽い”であった。K2と同じくエッジがかからず外足で足場を作れずコケそうになる場面もあった。これも雪質のせいかもしれない。またプレートありならまた違ったのかもしれない。

ここで、セールストークが入ったので、小休止した。REXXAMブーツの試し履きを勧められたが、ブーツチューンしていないもので慣れないスキーを滑るのは恐ろしいので丁重に(でもないが)お断りした。

④HEAD WCR e-SL Rebel FIS SW RP EVO 14 bl/wh 158cm

本当はWCR14を試したかったが、永遠に戻ってこなそうなので、代りで試した。モデル的にはセカンドなのかもしれないがメーカーサイトを確認していないのでよくわからない。履いた瞬間”重い”と感じた。これも主観的なものであるが、先に履いたFIREBIRD及び自分が今履いているTC-SUと同じようなものと感じた。さらに気温が上がり雪は一層悪くなってはいたが、K2やBluemorisのような症状は発生しなかった。

この後、自分のTC-SUで同じルートで滑ったが、正午近くで気温がおそらく10℃を超えて、さらに雪が悪くなっている中でも、エッジがかからないこともなく、普通に内傾角を作り滑走することができた。ちなみにパラダイスリフト沿いのコブを3本滑ったが、今年は優しい(易しくはない)コブで拍子抜けではあった。

今日履いた4本から選択するならFIREBIRD一択になるが、今履いているTC-SUと顕著な違いは感じられず、特に買おうという意欲は湧かなかった。一回OGASAKAのスキーを履くと、それ以外の選択がなくなってくるのは確か。所属指導員会でもOGASAKAユーザーは非常に多いが、意味がようやく分かってきた。プレチューンがされているスキーはそれほど多くなく、同じくらいの値段なら絶対OGASAKAのほうがお得である。

2024年3月31日 (日)

技術的なこと2024

今シーズンは、いつも通りの指導者養成関係に加え、大会運営手伝いなども入り、オンシーズン中はほとんど自分のための練習はできなかった。

全日本技術選がルスツで行われ、人手不足でスリップクルーとして駆り出され手伝ったが、反面教師的な意味で参加してよかったと思っている。各選手のシュプールを見ると、今の技術選はいかにずらさないで高速で滑るかがポイントであり、少なくとも自分にとっては必要ないものという結論である。

これは、とあるサイトに書いてあったが、「低速の中でも、トップ、センター、テールが同時にずれ、常に雪面を捉えているならば、どんなにズレズレの意識でターンをしても、トップがよく動いて見える」「谷回りからしっかりズレに乗ってスキーを外に出し、先落としのずれのターン運動をしていると、雪煙もトップから出ていて、また、どんどん下に落ちてくるのがよく分か」るとのことだそうだ。

3月中旬(つまりこれを書いている日から見て先週)からようやっと自分の練習を始めたが、技術選のトップ選手の滑りをみて唯一役だつと思えたポイントである「斜面と両肩の角度を平行にする」という点に気を付けて滑ってみた。内傾角を深く取ると体が曲がる角度には限界があるので、当然斜面の角度とはずれてくるのだが、可能な限りできるだけ平行にするように意識するということ。逆にこうすると安定して内傾角を深く取ることが可能になるということでもある。斜度が30度程度あれば、内脚の脛が雪面に触れるくらいの滑りをしてもバランス上全く問題ない。まあ、ここで書くまでもなく様々なサイトで言われていることではあるが。体の柔軟性があるほうが有利ということでもある。

その時使った板は15-16シーズンのK2 BOLT172cmR16である。ハードパック用の硬い板でヘタリもなくほぼ新品状態ではあるが、この滑りをするとたわみを強く感じられた。最近流行りのセンターポジションにも乗れる滑り方ともいえる。

この日は、スピードに飢えていたこともあり、中大回りしかしなかったのだが、次回は小回り板を使って同じ滑りをしてみたい。また、問題点が見えてくるだろう。中途半端な斜面を滑るより、5度程度の緩斜面でカービングするか、30度以上の急斜面で滑る方が練習になる。

2024年2月16日 (金)

コブ練習

休暇最終日の金曜日であったが、テイネは一昨日まで以上にスキー学習・修学旅行が入っていた上に、風でハイランドがほとんどリフトが動いていなかったこともあり、大変な混雑ぶりであった。逆にある意味、壮観でもあった。これが全部一般客なら、一体いくら収入があることだろう。

そういうことで、リフトの混雑のみならず、斜面自体が空いていないので、ほとんど練習にならず。

仕方がないので、唯一空いていた第二リフト沿いのコブを滑って1時間30分ほどで終了とした。

TC-SUでも普通にコブを滑る技量があるということを確認できたということで満足するしかないだろう、今日は。

今回の休暇を利用した訓練では、当初予定していた内足滑走・片足滑走はほとんど出来なかったが、急斜面での高速小回りにTC-SUが非常によく追随してくれるということが体感できたので板の信頼性を確認できたことと、特に大回り系においての新たなポジションを確認できたということが大きな収穫だったか。

あとは来シーズンに向けて大回り板を調達するかどうかも考慮事項になってきた。

2024年2月14日 (水)

スキー板の性能

3連休はルスツに出張っていて、実際に滑る時間はほとんどなかった。

結構急な斜面に立ちっぱなしで、ふくらはぎがパンパンではあったが、休みを無駄にできないので、火曜日水曜日とテイネで練習した。

ハイランドがパラの大会、オリンピアがスキー学習で大混雑であり、火曜日は白樺の駐車場に止めてしまい、聖火台に行くことも難しかったので、水曜日は聖火台に止めて練習した。

まず火曜日だが、白樺の緩斜面で内足&片足滑走しようと思ったが、リフト&斜面激込でそれどころではなく、第二リフト沿いのコブを流す時間が多かった。買ったばかりのTC-SUでコブは滑りたくなかったのだが、それでもこの板はコブでも相当使い易い。もっと早めにTCシリーズを買えばよかったと改めて思ってしまった。

水曜日は聖火台の急斜面で、小回りを試した。高速小回りをしたのだが、今まで履いていた板では全く反応が悪かったが、TC-SUでは完全に自分の滑りに追随してくる。これはすごいと思った。バタつきもせず、全くもって安定している。もちろん操作を誤るといっぺんに破たんしそうになるのだが。2日連続でもっと早めにTCシリーズを買えばよかったと思った。

今年度はもう板は買えないが、来年度はTC-MかLを購入しようと本気で考えている。TC-SUの挙動は、板が回りたいと言っているときにアクションを起こせば本当に力なしで廻ってくれる。逆にそれに合わせると大回りしようとしてもターンがどうしても小さめになる。おそらくMもLも同じ挙動をするだろうから、同じタイミングでどのような回転弧になるか試してみたいと熱望している。

2024年2月 9日 (金)

雑感

さて、今年も一週間休みをもらい、スキー練習に明け暮れることとした。

とは言っても、3連休は任務があるので、合計5日間のみではある。

昨年、ハイランドのパノラマ1号線沿いをノンストップで10回程度滑り込む訓練を4日繰り返し、相当なものを得た。

今年も同じことをしようかとも考えたが、たまたまパラの大会と日程がぶつかり、ハイランドはあまり滑ることのできる斜面が少なそうなので、オリンピアでできる訓練を考えた。

あまり多くの目標を設定してもこなしきれないなので、内足ターンをできるようになる、を目標に今日は練習した。

実は5年ほど前から取り組むことを考えていたのだが、他に習得すべきことが多すぎて手付かずだったので、オリンピアの緩斜面でできる練習ということでようやくといったところ。

内足ターン自体は1時間かからず、あっさりできるようになった。板を新調しTC-SUにして、明らかにこのようなバリトレはやり易くなった。U/SS-1ではとても無理だったが。自分の技術も向上しているのも確かなようだ。

次回からは、内足ターンで完璧なレールを刻めるようになることと、片足滑走でレールを刻めるようになることである。あと4日間でできるようになるか?

今日のテイネはスキー学習の入り込みが多かった。こんな光景をみるのは自分が指導者になってからは初めてである。少しでも親しんでくれれば、スキー人口もまた増えてくるだろう。

あまりにもリフト待ちが長くなってきたので、PMから聖火台にいった。急斜面で実践練習をしたが、TC-SUを使うと、大回りでも小回りでも、ずらしの滑りがやり易くかつさまになる。スキーはやはり道具に頼るスポーツである。早く買っておけばよかったとも思うが、3~4年前の自分だったら履きこなせてなかったかもと思うと、急がば回れということでよかったのかもしれない。ちなみに隣の中斜面でのカービングの滑りも自分の中ではキレッキレの感覚で滑ることができた。

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