Ski/Backcountry

2024年4月14日 (日)

今シーズンラストにした

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下界では20℃になる中、融雪も進んでおり、今日で今シーズンラストとすることにした。

ジャバジャバ雪を滑るには、基本に戻り、外足荷重・外向傾強めが良い。

雪が良ければ、カッコをつけて滑るのはいくらでも可能だが、雪が悪くなればなるほど基本に戻らざるを得ない。引き出しの多さがこういう場面で求められるのであり、「スキーに悪い日はない」と言われる通り、スキーの上手さとは様々な斜面に対応できる能力ということに他ならない。

今日はサミット3本、パノラマ1号2本、パラダイス5本の1時間30分強の滑りで、暑さもありすでにヘロヘロであった。

昔、準指合格の頃はOGASAKAのTCシリーズはとても履きこなせなかったが、今やこれでないとダメだ位の技術まで向上してきた。コブも難なくこなせる。ルスツ技術選のコブを滑る機会があったが、あの程度なら問題ない。ようやっと、斜面に滑りを教えてもらうというレベルに到達したということでもあろう。

来シーズンからは、様々なスキー場のあらゆる斜面を攻略する努力と工夫を重ねたいと考えている。

2024年4月 7日 (日)

試乗会に行く2024

4月に入り、突然急激に気温が上がってきて、今日4/7の下界は20℃まであがった。

そうなるとなかなかスキーという感じでなくなり、釣りの方に趣向が移って行くわけだが、KWPの元をとる関係で4月は最低2回、できれば3回は行きたいと考えている。

そういうことで、スキーに行く動機付けという意味も込めてICI試乗会に申し込んでみた。最近、またスキー板の方向性が変わりつつあるようなので、その確認もしたかった。

時間的にAMのみということで、興味のあるものをあらかじめ物色して決め打ちしていった。本当はコブも試したかったのだが、試乗板でどうなのか?と思うところもあったので、普通の斜面のみで試した。コースは女子大を流した後、パラダイスで緩斜面の挙動を試すという感じであった。

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①BLIZZARD FIREBIRD SRC 165cm

国を守るところの連盟所属の元専門委員先生が履いているのをみて、試した。正しく”自分が知っているカービングスキー”といった感じで、挙動も想定通りで特に不満はなかった。

②K2 DISRUPTION STI 165cm

いつも間にやらSAJ公式用品に復活していたK2Skies。もともとK2乗りだけに、試さないわけにはいかない。年に数回ではあるが未だにBOLT172cmを履くほどである。安定した基本性能があると感じているメーカーである。で、履いた瞬間、軽い、というのがまず感じた感想である。もちろん主観的なものでメーカーサイトで比較した訳ではないが、先に履いたFIREBIRD及び自分が今履いているTC-SUと比べてもそう感じた。主観的には春のグサ雪を滑るには不安定さを感じ、エッジがかからず外足で足場を作れずコケそうになる場面もあった。これは雪質のせいかもしれない。

③Bluemoris S POTION &FDT TPX12 165cm

前から気になっていたメーカー。プレートなしのものを試した。これも第一感”軽い”であった。K2と同じくエッジがかからず外足で足場を作れずコケそうになる場面もあった。これも雪質のせいかもしれない。またプレートありならまた違ったのかもしれない。

ここで、セールストークが入ったので、小休止した。REXXAMブーツの試し履きを勧められたが、ブーツチューンしていないもので慣れないスキーを滑るのは恐ろしいので丁重に(でもないが)お断りした。

④HEAD WCR e-SL Rebel FIS SW RP EVO 14 bl/wh 158cm

本当はWCR14を試したかったが、永遠に戻ってこなそうなので、代りで試した。モデル的にはセカンドなのかもしれないがメーカーサイトを確認していないのでよくわからない。履いた瞬間”重い”と感じた。これも主観的なものであるが、先に履いたFIREBIRD及び自分が今履いているTC-SUと同じようなものと感じた。さらに気温が上がり雪は一層悪くなってはいたが、K2やBluemorisのような症状は発生しなかった。

この後、自分のTC-SUで同じルートで滑ったが、正午近くで気温がおそらく10℃を超えて、さらに雪が悪くなっている中でも、エッジがかからないこともなく、普通に内傾角を作り滑走することができた。ちなみにパラダイスリフト沿いのコブを3本滑ったが、今年は優しい(易しくはない)コブで拍子抜けではあった。

今日履いた4本から選択するならFIREBIRD一択になるが、今履いているTC-SUと顕著な違いは感じられず、特に買おうという意欲は湧かなかった。一回OGASAKAのスキーを履くと、それ以外の選択がなくなってくるのは確か。所属指導員会でもOGASAKAユーザーは非常に多いが、意味がようやく分かってきた。プレチューンがされているスキーはそれほど多くなく、同じくらいの値段なら絶対OGASAKAのほうがお得である。

2024年3月31日 (日)

技術的なこと2024

今シーズンは、いつも通りの指導者養成関係に加え、大会運営手伝いなども入り、オンシーズン中はほとんど自分のための練習はできなかった。

全日本技術選がルスツで行われ、人手不足でスリップクルーとして駆り出され手伝ったが、反面教師的な意味で参加してよかったと思っている。各選手のシュプールを見ると、今の技術選はいかにずらさないで高速で滑るかがポイントであり、少なくとも自分にとっては必要ないものという結論である。

これは、とあるサイトに書いてあったが、「低速の中でも、トップ、センター、テールが同時にずれ、常に雪面を捉えているならば、どんなにズレズレの意識でターンをしても、トップがよく動いて見える」「谷回りからしっかりズレに乗ってスキーを外に出し、先落としのずれのターン運動をしていると、雪煙もトップから出ていて、また、どんどん下に落ちてくるのがよく分か」るとのことだそうだ。

3月中旬(つまりこれを書いている日から見て先週)からようやっと自分の練習を始めたが、技術選のトップ選手の滑りをみて唯一役だつと思えたポイントである「斜面と両肩の角度を平行にする」という点に気を付けて滑ってみた。内傾角を深く取ると体が曲がる角度には限界があるので、当然斜面の角度とはずれてくるのだが、可能な限りできるだけ平行にするように意識するということ。逆にこうすると安定して内傾角を深く取ることが可能になるということでもある。斜度が30度程度あれば、内脚の脛が雪面に触れるくらいの滑りをしてもバランス上全く問題ない。まあ、ここで書くまでもなく様々なサイトで言われていることではあるが。体の柔軟性があるほうが有利ということでもある。

その時使った板は15-16シーズンのK2 BOLT172cmR16である。ハードパック用の硬い板でヘタリもなくほぼ新品状態ではあるが、この滑りをするとたわみを強く感じられた。最近流行りのセンターポジションにも乗れる滑り方ともいえる。

この日は、スピードに飢えていたこともあり、中大回りしかしなかったのだが、次回は小回り板を使って同じ滑りをしてみたい。また、問題点が見えてくるだろう。中途半端な斜面を滑るより、5度程度の緩斜面でカービングするか、30度以上の急斜面で滑る方が練習になる。

2024年2月16日 (金)

コブ練習

休暇最終日の金曜日であったが、テイネは一昨日まで以上にスキー学習・修学旅行が入っていた上に、風でハイランドがほとんどリフトが動いていなかったこともあり、大変な混雑ぶりであった。逆にある意味、壮観でもあった。これが全部一般客なら、一体いくら収入があることだろう。

そういうことで、リフトの混雑のみならず、斜面自体が空いていないので、ほとんど練習にならず。

仕方がないので、唯一空いていた第二リフト沿いのコブを滑って1時間30分ほどで終了とした。

TC-SUでも普通にコブを滑る技量があるということを確認できたということで満足するしかないだろう、今日は。

今回の休暇を利用した訓練では、当初予定していた内足滑走・片足滑走はほとんど出来なかったが、急斜面での高速小回りにTC-SUが非常によく追随してくれるということが体感できたので板の信頼性を確認できたことと、特に大回り系においての新たなポジションを確認できたということが大きな収穫だったか。

あとは来シーズンに向けて大回り板を調達するかどうかも考慮事項になってきた。

2024年2月14日 (水)

スキー板の性能

3連休はルスツに出張っていて、実際に滑る時間はほとんどなかった。

結構急な斜面に立ちっぱなしで、ふくらはぎがパンパンではあったが、休みを無駄にできないので、火曜日水曜日とテイネで練習した。

ハイランドがパラの大会、オリンピアがスキー学習で大混雑であり、火曜日は白樺の駐車場に止めてしまい、聖火台に行くことも難しかったので、水曜日は聖火台に止めて練習した。

まず火曜日だが、白樺の緩斜面で内足&片足滑走しようと思ったが、リフト&斜面激込でそれどころではなく、第二リフト沿いのコブを流す時間が多かった。買ったばかりのTC-SUでコブは滑りたくなかったのだが、それでもこの板はコブでも相当使い易い。もっと早めにTCシリーズを買えばよかったと改めて思ってしまった。

水曜日は聖火台の急斜面で、小回りを試した。高速小回りをしたのだが、今まで履いていた板では全く反応が悪かったが、TC-SUでは完全に自分の滑りに追随してくる。これはすごいと思った。バタつきもせず、全くもって安定している。もちろん操作を誤るといっぺんに破たんしそうになるのだが。2日連続でもっと早めにTCシリーズを買えばよかったと思った。

今年度はもう板は買えないが、来年度はTC-MかLを購入しようと本気で考えている。TC-SUの挙動は、板が回りたいと言っているときにアクションを起こせば本当に力なしで廻ってくれる。逆にそれに合わせると大回りしようとしてもターンがどうしても小さめになる。おそらくMもLも同じ挙動をするだろうから、同じタイミングでどのような回転弧になるか試してみたいと熱望している。

2024年2月 9日 (金)

雑感

さて、今年も一週間休みをもらい、スキー練習に明け暮れることとした。

とは言っても、3連休は任務があるので、合計5日間のみではある。

昨年、ハイランドのパノラマ1号線沿いをノンストップで10回程度滑り込む訓練を4日繰り返し、相当なものを得た。

今年も同じことをしようかとも考えたが、たまたまパラの大会と日程がぶつかり、ハイランドはあまり滑ることのできる斜面が少なそうなので、オリンピアでできる訓練を考えた。

あまり多くの目標を設定してもこなしきれないなので、内足ターンをできるようになる、を目標に今日は練習した。

実は5年ほど前から取り組むことを考えていたのだが、他に習得すべきことが多すぎて手付かずだったので、オリンピアの緩斜面でできる練習ということでようやくといったところ。

内足ターン自体は1時間かからず、あっさりできるようになった。板を新調しTC-SUにして、明らかにこのようなバリトレはやり易くなった。U/SS-1ではとても無理だったが。自分の技術も向上しているのも確かなようだ。

次回からは、内足ターンで完璧なレールを刻めるようになることと、片足滑走でレールを刻めるようになることである。あと4日間でできるようになるか?

今日のテイネはスキー学習の入り込みが多かった。こんな光景をみるのは自分が指導者になってからは初めてである。少しでも親しんでくれれば、スキー人口もまた増えてくるだろう。

あまりにもリフト待ちが長くなってきたので、PMから聖火台にいった。急斜面で実践練習をしたが、TC-SUを使うと、大回りでも小回りでも、ずらしの滑りがやり易くかつさまになる。スキーはやはり道具に頼るスポーツである。早く買っておけばよかったとも思うが、3~4年前の自分だったら履きこなせてなかったかもと思うと、急がば回れということでよかったのかもしれない。ちなみに隣の中斜面でのカービングの滑りも自分の中ではキレッキレの感覚で滑ることができた。

2024年2月 3日 (土)

New Material

2月に入り、いよいよ検定本番が近づいてくる。また各種行事も目白押しだ。

この間、本当の意味でフリーで滑ったことはなく、すべて研修・講習対応だった。

そういう中だが、新板を買った。オガのTC-SU160cm旧モデルである。

U/SS-1はまだまだ現役だが、6年目でもあり、いつ不調になってもおかしくないのと、ニューモデルは20万円近くするし、おそらく来年以降もそうなんだろうと思われたので、それでも10万以上はするが奮発して購入した。

それで今日、筆おろしでテイネの女子大回転を中心に慣らし運転をしてみた。

結論を言うと、全くもって素晴らしいとしか言いようがないフィーリングであった。あのバリバリ斜面でエッジが立つなんて経験はなかった。操作もしやすい。自分の実力が板に見合うものになったということかもしれない。

フリースタイル基礎スキーヤーを自任する自分としては、この板でテイネの各斜面を征服してみたいと、新たなモチベーションができた。

2024年1月 1日 (月)

2024年度の初滑りから

今年は降雪が遅く、道内で一番早くオープンする札幌国際も11月末からとなった。

札幌市街地に近いスキー場は、今も雪がほとんどなく、オープンしていてもほぼ壊滅状態といってよい。

自分は12月早々から研修会があったので、滑りはしているが、12月中は研修で3日、指導がてらのフリーで1日と、決して多くはない回数になっている。

1月からは所属指導員会も含めた養成講習の担当なので、毎週滑ることとはなるが、何か一抹の不安を感じている。

ホームになるテイネは、雪はあるが、まだ地形が完全に埋まっているところまではいってなさそうだ。こういう時にけが人は出やすい。

藻岩はファミリーリフトを何とか動かしているといったところで、恐らく南斜面や上のほうは1月中旬まで無理そうだ。

となると、特定のスキー場に人は集まるわけで、なおさら事故の可能性が高まる。

近年、札連全体の指導者検定受検者でも、不測の事故・ケガ・病気で受検前にリタイアする人が結構多い。

何事もなく終わればよいが・・・。

2023年5月27日 (土)

2022-23シーズン総括

12月10日(土)     指導者研修会 国際

12月11日(日)     指導者研修会 国際

12月18日(日)     養成講習担当者研修会 国際

12月25日(日)     養成講習 テイネ

11()         練習 テイネ       

13()         札連講習 テイネ         

17()         養成講習 テイネ 

114()       養成講習 テイネ 

122()       養成講習 テイネ 

129()       養成講習 テイネ 

24()         練習 テイネ 

211()       練習  テイネ    

217()       ルスツ視察          

219()       現地練習 朝里

223()       練習 フッズ

225()       検定 朝里

226()       検定   朝里

227()       練習 テイネ       

228()       練習 テイネ      

31()         練習 テイネ     

33()         練習 テイネ    

35()         練習 フッズ

319()       練習 テイネ 

321()       練習   テイネ 

326()       練習   テイネ 

 

全25日だが、テイネのKWPの元を取るのが精いっぱいであった。初めてフッズで練習したが、練習という面では興味深いスキー場ではある。来年は指導員スラローム大会が実施できることを願う。

2023年4月 2日 (日)

シーズン終了

またまた職場の人事絡みで3月いっぱいでシーズン終了となってしまった。

指導者検定受検者の面倒を見るようになってしばらく経つが、今年は成果の出た年であったので、これは良かった。

シーズン終盤で、パラレルターンの滑り方の差異を考えながら滑っていたが、簡単に言うと荷重の滑りと加圧の滑りを分けて理解することにより、また滑りの幅が広がったと思う。詳細は機会があったら書く。

コブを滑るラインの改革にも取り組んだ。今までは縦志向でガンガン行く滑りを目指しており、まあまあ成果はあったのだが、さらに攻撃的にかつ自分で動いていく滑りを目標に滑るラインの改善を行った。まだ未成ではあるが、技術的には掴めているので、来年度以降慣熟練習を行う。

すでに50歳の坂を超えた身であるが、スキーは年齢にかかわらず上達するとは昔から言われており、この歳になって実感している。

常に自分の滑りを改革していく姿勢が必要だ。上手く行ってもいかなくてもだ。

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